旅行中に「地元の人」のように生活し振る舞うことは、とてもわくわくすることです。初めてピンチョスやタパスのバルに行く場合は、次のような基本ルールを知っておくと、サン・セバスティアンの「地元民」のような振る舞いをするのに役に立つと思います。
1.まず最初に、普通は人でいっぱいのピンチョスバルで、自分たちのスペースを見つけましょう。特に、もし両手でピンチョスを食べなければならない場合を考慮し、飲み物を置けるスペースがある場所を確保しましょう。
2.注文するものを決めるために、ピンチョスのメニューとカウンターに並んでいるピンチョスの両方を見るようにしましょう。まずは1~2つのピンチョスを頼むことから始め、それ以上は注文しないようにしましょう。最初のピンチョスで満足したら、また改めて新しいピンチョスを注文するのです。
3.ウエイターに、温かいピンチョスがあるか聞いてみましょう。カウンターにそれがある可能性もありますが、敢えて聞いてみることにより、必ず温かいものを出してくれます。
4.温かいピンチョスを待っている間に、カウンターにある冷たいピンチョを何か注文してもいいでしょう。自分の手で取ってみて下さい。それをナプキンの上に置きます。が、お皿に置いた方がいいと思う場合は、ウエイターに小皿をお願いしてみましょう(この場合、大皿は必要ありません)。
5.ピンチョスを1つか2つ試し、飲み物も飲んだら、サン・セバスティアン人はバルを変えます。ウエイターに何を食べ、何を飲んだかを申告し、「ラ・クエンタ(会計)」を頼みます。これで、あなたがサン・セバスティアンの地元民のように振る舞えることをウエイターに示すことになります。
6.自分たちが食べたものを、正直に、順番にあげて行きましょう。大半の人は、特に自分たちが恥をかきたくない場合、そうしています。なぜならば多くのウエイターは、お客様が食べていくものをしっかり見ており、それをメモしているからです。
7. バスク語かスペイン語の表現を使うようにしましょう。お礼の表現は、 "Eskerrik asko (エスケーリク アスコ)"、 "Mila esker (ミラ エスケル)" か "Gracias (グラシアス)"です。バスク語とスペイン語で最もポピュラーな別れる時の挨拶は、"Agur (アグール)" か "Adiós (アディオス)"です。